介護事業の大手でも

訪問介護最大手で人材派遣業「グッドウィル・グループ(GWG)」の「コムスン」(東京都港区)が介護報酬を過大請求していた問題で、東京都は9日までに、コムスンに対し、介護報酬約4000万円を過大に請求していたと認定。介護保険法に基づき同額の返還を求めるとともに、十分な介護ができるような人員を配置するよう改善を求める勧告をした。

 都によると、コムスンは都内3カ所の事業所で散歩や話し相手、マッサージなど、本来は介護保険の対象にならないサービスについて介護報酬を請求していることが発覚。ほかにも薬の服用の手助けなど数分で終わるはずのサービスを「30分間の介護」とするなど約4000万円を過大に請求していたことが分かった。

介護事業の大手の会社でも介護報酬の不正請求が発覚です。
新聞記事では、「過大請求」と表現していますが、これは明らかに意図的に不正請求を行っていたでしょうね。。。。

さらに、

都は事業所の指定取り消し処分を検討したが、コムスンが処分に先駆けてこれらの事業所の廃止を届け出た。このため、都は介護保険の対象となる施設としての指定を取り消すことをあきらめ、勧告にとどめた。都は、コムスンが処分を避ける目的で事業所の廃止手続きをしたと見ている。

 これらの事業所の「訪問介護計画書」に不備があり、実際に何の介護をしたのか確認できないケースもあったという。

以前こちらでも書いたと思うが、コムスンに監査が入ったのだが、処分前に事業所の廃止をするんだから、なおさら悪質だ。。。
利用していた高齢者はさぞかし迷惑だろう

そして、

介護報酬の不正請求問題で、訪問介護大手の「ニチイ学館」(東京都千代田区)と「ジャパンケアサービス」(豊島区)でも、ヘルパーが介護保険法で定めた人員通りに配置されず、介護報酬も過大に請求されていたことが都の調査で分かった。都は2社に適正な人員配置を求める改善勧告を出すとともに、過大請求分を、介護報酬を支払った市区町村に返還するよう指導した。

 都によると、2社では都内の訪問介護事業所で、ヘルパーが法定の人数を満たさなかったり、常勤の管理者がいなかったりするケースが見つかった。介護保険の対象にならないサービスで介護報酬を請求したり、介護時間を水増ししたりする過大請求も発覚。都は、自主的に不適正な請求分を計算して各自治体に返すよう指導した。ニチイはすでに約4100万円を返還。ジャパンケアサービスは返還金の試算を進めている。

ニチイ学館ならびにジャパンケアですか。。。。。
グットウィルと合わせてこの3社、介護保険事業を引っ張っている会社として、一般的に有名ではありますが、こんな事をされるとちゃんとやっている事業所が大変迷惑しますね。
介護保険や高齢者を食い物にしていると言われても致し方ないですね。。。。