朝日新聞に、このような記事。。。

 厚生労働省は14日、慢性疾患を抱えるお年寄り向けの療養病床を減らすため、療養病床から老人保健施設に転換した場合、終末期のお年寄りのみとりや夜間看護などを充実させた新しいタイプの老健施設とすることを認める方針を固めた。削減で療養病床に入れなくなるお年寄りの受け皿とし、転換を促す狙いがある。09年の介護報酬改定で、療養病床から新型の老健施設に移行した施設への報酬を手厚くする。

そもそも、老人保健法から介護保険法に老人保健施設が移行した時に、入所期間の制限はなくなり、終末期の対応が必然と思っていましたが。。。。

従来の老健施設に対する介護報酬とは別に、療養病床から新型の老健施設に転換したところに限り、介護報酬を上乗せする方針。みとりやリハビリの看護を提供した場合は、さらに加算することも検討する。

 これまでの老健施設は病院と自宅との「橋渡し」が中心で、施設で死を迎える人は入居者の2%にとどまる。自宅で亡くなるまで過ごすのが難しいお年寄りも多いため、新型老健施設では、長期的なケアや終末期医療にも対応できる「ついのすみか」の面ももたせる。

 厚労省は、療養病床の削減で医療保険給付は12年度時点で年4000億円減る一方、介護保険は1000億円増え、差し引き3000億円の給付抑制につながるとしている。新型老健施設で介護報酬を手厚くすれば、給付の抑制幅は小さくなる可能性がある。

え???
では、既存の老健には夜間対応の看護職員を増やしたとしても、加算対象とはならないのですか???
経営が厳しいのは、長期療養型の病院だけではないのですよ!!

特に、僻地といわれる所にある老健に関しては、特養化している所も多いのです。
そのような老健が地域のために終末期の対応をしているのを政府は理解していないのでしょか。。。

長期療養型からの移行した老健は新型老健なんて呼び方ではなく、準老健と呼んだ方が役所的でいいでしょうね。。。